クレジットカードを延滞してしまったときの対処法

クレジットカードを延滞してしまったときの対処法

気軽に後払いができるクレジットカードは、その便利さゆえに使い過ぎてしまいがちです。

ただし、クレジットカードの支払いを延滞するのだけは絶対に回避してください!

まずは、もしクレジットカードを延滞してしまったらどうなるのか、そのときの流れを見てみましょう。

クレジットカードを延滞した時の流れ

実際にクレジットカードの支払いを延滞してしまった場合は、どういう流れで請求されるのでしょうか。

督促状が送られてくる

まずは、支払いが滞っているという旨を知らせる督促状が郵便で届きます

督促状の中には、再引き落とし日が書いてあったり、利用金額の振込先が書いてあったりします。

うっかり入金を忘れていた場合などで、ちゃんと支払えるならすぐに対応しましょう。

クレジット会社から電話で連絡が来る

督促状を放置していると、クレジット会社の担当者から支払い催促の電話がかかってきます。

催促と言っても担当者の口調は丁寧なので、怖がることはありません。

ただ、担当者が穏やかな口調で話すからと言って放っておくと、大きなペナルティが待っています。

では、延滞を放置していると、どういったことが起こるのか見ていきましょう。

クレジットカード延滞するとどうなる?

クレジットカードの支払いを延滞したときのペナルティは以下3つです。

1. クレジットカード利用停止になる

クレジットカード利用金額の支払いを延滞すると、ほとんどの場合その翌日からクレジットカードが利用できなくなります

滞納してしまった利用金額を支払えば、再び使えるようになるので安心してください。

気を付けなければいけないのが、利用停止になったクレジットカードで家賃や携帯電話の利用料金を支払っていた場合

クレジットカードが利用停止している間に家賃や携帯電話料金の請求日が重なると、それらすべて滞納してしまいます。

2. 遅延損害金を支払わなければいけない

クレジットカードの支払いを延滞すると、本来の利用金額引き落とし日の翌日から、遅延損害金がかかります。

遅延損害金とは、本来の支払い日の翌日からちゃんと支払うまでの間にかかる、罰金のようなもの。

遅延損害金は、クレジットカードの利用金額と延滞した日数に応じて金額が決められます。

実際のクレジットカード遅延損害金利率

遅延損害金は利用金額に対して、年利14.6%が上限と消費者契約法で決められています。

そのため、遅延損害金の年利が14.6%を超えることはありません。

遅延損害金の計算方法

遅延損害金の計算式は以下の通りです。

利用代金×遅延損害金利率÷365日×遅延日数=遅延損害金

試しに、クレジットカードの支払い20万円を20日間延滞した場合で計算してみましょう。
※遅延損害金の利率は14.6%とします。

200,000円×14.6%÷365日×20日=1,600円

上記の例だと、遅延損害金として支払う金額は1,600円。

余分に1,600円も支払わなければいけない上に、20日間も延滞するとほぼ確実に信用情報に傷がつきます。

3. 信用情報に傷がつく

クレジットカードの支払いに遅延したという記録は、個人信用情報が保管されている信用情報機関に保管されます。

個人信用情報とは、今までのローン申込や返済、クレジットカードの支払い歴などが記録されている情報おのこと。

住宅ローンや他クレジットカード含むすべてのローン審査の際に参考にされるのです。

そのため、一度遅延したという情報が信用情報機関に登録されてしまえば、他のローンを利用する際に不利になってしまいます。

加えて、支払いの延滞が61日以上または3ヵ月以上続くと、金融事故として扱われます。

金融事故というのは、いわゆる”ブラックリスト入り”のこと。

よく聞く”ブラックリスト入り”は、信用情報機関では”異動情報”と呼ばれています。

金融事故の情報は、最長で10年信用情報機関に保管されてしまいます。

さらに、金融事故の情報が信用情報機関に記録されているだけで、ほとんどのローンの審査に落ちてしまうのです。

また3ヵ月などの長期滞納だけでなく、3日遅れなどの短期間の延滞でも、繰り返していると強制解約されてしまう可能性もあります。

これらのことを知っておいて、クレジットカードの支払いを延滞しないように細心の注意を払っておきましょう。

それでも、どうしても延滞してしまいそうなタイミングがあるかもしれません。

続いては、そんな時の対処法を紹介していきます。

支払いを延滞してしまいそうな時の3つの対策

支払いが期日に間に合わないとわかれば、まずは利用しているクレジットカード会社に電話しましょう。

その際に、必ずいつ支払えるかを伝えるようにしてください。

ただ支払いが遅れる旨を伝えても、遅延損害金がなくなったり、支払いに遅れたことが信用情報機関に登録されなかったりするわけではありません

予めいつ支払うかを伝えておくのは、こちらが指定した期日まで返済の催促の電話や郵便を止めてもらうためと、返済意思があることを伝えるためです。

では、クレジットカードの支払いに延滞してしまいそう、または延滞してしまっている場合の対策を以下3つ紹介します。

1. 分割・リボ払いに変更する

支払い日がまだ先なら、当月の支払いを分割に変更できる可能性があります。

例えば、三井住友VISAカードなら利用している銀行口座が三井住友銀行の場合、だいたい引き落とし日の2日~4日前まで分割払いに変更が可能。

ただし、分割払いにする場合は、金利がかかります。

「多少手間がかかってもいいから余計なお金を支払いたくない!」という人は次項で紹介する無利息期間のあるカードローンがおすすめ。

2. 無利息期間のあるカードローンを利用する

クレジットカード利用金額の支払い日には支払えない。

でも、それから30日以内になら支払えるという状況の人は、大手消費者金融カードローンを利用して支払うのがおすすめ。

プロミスやアコム、レイクALSAなどの大手消費者金融は、初回利用特典として30日間無利息キャンペーンを行っています。

加えて、プロミスなら初めての利用で最大2,000円分の三井住友VISAプリペイドがもらえます

金利がかかるどころか、最大で2,000円もお金がもらえるのは嬉しいポイントですね。

3. 短期バイトをして一時的に収入を増やす

どうしても引き落とし日にお金が足りない場合は、一日限りの短期バイトなどで臨時収入を増やすというのも一つの手段です。

会社が休みの日などに、単発で働けるのが短期バイトの強み。

支払い期日にお金が足りないことがわかれば、短期バイトを入れて足りない分を補いましょう

時効は成立しないので要注意!

クレジットカードの支払いに時効はありません。

そのため、いつか支払い金額がなくなるなんてことはないんです。

法人から借りたお金に関しては、最終返済日から5年間で時効が成立します。

ただし貸したお金の時効が成立するまで債権者側が、放置するはずはありません。

成立するまでの間に法的な処置を取られ、財産を差し押さえられてしまう可能性が高いです。

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