カードローンの申込に収入証明書が必要ない場合とは

カードローンの申込に収入証明書が必要ない場合とは

収入証明書とは文字通り、自身の収入を証明するための書類のことで、例えば給与明細書や源泉徴収票がそれにあたります。

自営業をしている方やフリーランスの場合、確定申告書や納税証明書を提出すればOK。

ところで、カードローンと契約するときは、条件次第で収入証明書を提出するか否かが決まるってご存知でしたか?

この記事では、カードローンと契約するときに収入証明書を提出しなくてすむケースを解説します。

収入証明書類の提出条件

収入証明書が必要になる条件

初めてカードローンに申込む場合なら、借入額を50万円以内に抑えておくことで、収入証明書の提出が必須ではなくなります。

2社目以降の申込でも、他社との借入合計額が100万円を超えていなければ、収入証明書を提出しなくてもいい場合もありますよ。

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各銀行カードローンの収入証明書類の提出条件

ところで、先に紹介した収入証明書類を提出する2つの条件、実は貸金業者からお金を借りるときの条件なんです。

そのため、銀行カードローンに申込む場合は、銀行カードローンごとに決められた収入証明書類の提出条件を確認しておかなければなりません。

大手銀行5社とネット銀行5社に収入証明書の類提出条件を問い合わせた結果をまとめました。

銀行カードローン10種の収入証明書類提出条件
カードローン名 収入証明書類の提出条件
三菱UFJ銀行カードローン 希望の限度額(申込金額)が50万円を超える場合
三井住友銀行カードローン 希望の限度額(申込金額)が50万円を超える場合
みずほ銀行カードローン 希望の限度額(申込金額)が50万円を超える場合
りそなプレミアムカードローン 契約額が50万円を超える場合
イオン銀行カードローン 保証会社の判断。基本的には希望の限度額(申込金額)が50万円を超える場合に必要
楽天銀行カードローン 提出が必須
オリックス銀行カードローン 利用限度額が50万円を超える場合
ジャパンネット銀行カードローン 希望の限度額(申込金額)が50万円を超える場合
住信SBIネット銀行カードローン 希望の限度額(申込金額)が50万円を超える場合
ソニー銀行カードローン 希望の限度額(申込金額)が50万円を超える場合

10種類中9つのカードローンが、希望の限度額(申込金額)が50万円を超える場合に収入証明書類を提出してもらうようにしています。

金融庁が行った『銀行カードローンに関するフォローアップ調査』でも、銀行カードローンを提供する120銀行のうち108行が、希望限度額50万円超えの場合に収入証明書類の提出を求めていることが記されていました。

また、120行中6行は、より厳格な条件で収入証明書類の提出を求めているようです(楽天銀行カードローンなど)。

収入証明書不要でカードローンと契約するためには、希望の限度額を50万円以下にして申込むことが必須ですね。

条件に関係なく収入証明書類の提出が必要になるケースとは

収入証明書類の提出条件にひっかからない場合でも、収入証明書類の提出が必要になる場合があります。

収入証明書が必要な可能性が高いのは以下のケースです。

1. 勤続年数が短い場合

カードローンの審査では、収入の安定性がなによりもチェックされます。

勤続年数が短い場合、収入の安定性に疑問が残るため、金融機関にとっては、収入証明書類を提出させることで安定した収入があるかどうかを確かめたい狙いがあります。

勤続年数が短いのに収入が多い(転職したてなどの)場合は、特に慎重に審査されるので、念のため収入証明書類を用意しておくのがおすすめです。

2. 在籍確認を拒否した場合

カードローンの審査では、申込者の勤務先に電話連絡をして、本当にそこで働いているのかを確かめる在籍確認があります。

ただプライバシー保護の観点から、在籍確認に対応できない勤務先に努めている場合もありますよね?

そんなときは、在籍確認の電話連絡について相談することができます。

その際、会社名と本人の名前が記載された書類として、収入証明書類の提出を求められる場合があるんです。

3. 信用情報に金融事故情報が記載されている場合

カードローン審査で、収入の安定性とともにチェックされるのが信用情報

信用情報とは、これまでの信用取引(クレジットカードやローン)の履歴が記録された情報のことです。

この信用情報に、クレカ支払いやローン返済の滞納、分割払いの未払いの情報、つまり金融事故の情報が記録されていると、当然、慎重なカードローン審査が行われます。

そのため、申込者がまた金融事故を起こさないかどうかを確認する目的で、収入証明書類の提出しなければならない可能性が高くなります。

4. 収入の安定しない自営業・個人事業主の場合

自営業や個人事業主は、どちらかと言えば、収入の安定しない職業であることは間違いありません(すべての人そうだとは言いませんが・・・)。

そのため、自営業・個人事業主がカードローンに申込んだ場合、個人的な借入であっても収入証明書類を提出するしなければならないケースがほとんどです。

まとめ

カードローンは、条件次第で収入証明書の提出なしでお金を借りることができます。

収入証明書の用意が間に合わないというときは、借入希望額を50万円以下に抑えて申込むようにしてください。

もし他社からもお金を借りているのなら、他社の借入額との合計が100万円を超えないように気をつけましょう。

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