カードローンの使い道と知っておきたい安全な利用方法
「急に家中の家電が壊れてしまった…」
「今月は友人の結婚式が毎週あってご祝儀が…」
など、カードローンは利用する人によってさまざまな使い道があります。
予定外の出費が突然やってきて、手持ちの現金ではどうしてもお金が足りないというとき、スピーディーにお金を借りることができるカードローンはとても役に立ちます。
ではここで、日本貸金業協会が平成30年9月に発表した「貸金業者の経営実態等に関する調査結果報告」から、直近 3 年間に借入申込を行った際のカードローンの使い道ベスト・テンを見てみましょう。
直近3年間に借入申込を行った際のカードローンの使い道 | ||
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1位 | 趣味/娯楽(レジャー、旅行を含む)費 | 47.60% |
2位 | 食費 | 24.40% |
3位 | 外食等の遊興費 | 16.60% |
4位 | 家賃の支払い(住宅ローンの返済を除く) | 14.60% |
5位 | 自動車の購入費(車検整備費等を含む) | 13.40% |
6位 | 医療費 | 13.10% |
6位 | 納税・納付などの支払 | 13.10% |
8位 | 授業料、保育料、給食費等の学校関係費 | 12.50% |
9位 | 衣料費 | 12.40% |
10位 | 冠婚葬祭費 | 10.60% |
「趣味/娯楽(レジャー、旅行を含む)費」のために借り入れている方が47.6%と最も多いカードローンの使い道となりました。
気になるのは、食費や遊興費、家賃の支払い、医療費など、日常的な支払いのためにカードローンを利用している人も10人に1人以上いるということ。
カードローンはスピーディーな借入ができる分、その他の融資と比べて高金利に設定されているので、予定外の出費を補うために短期間利用するのが適切な使い道です。
にもかかわらず、日常的に支払うお金を補填するために利用してしまうと、利息の負担が増え続け、生活が苦しくなるリスクが高くなってしまいます。
そうならないために、カードローンを利用するなら、安全な正しい使い方をしたいと思いませんか?
この記事では、カードローンにはどんな使い道があるのか、そして、どんな使い道を選べば、安全に利用することができるのかを解説します。
結論を先に言うと、何度も繰り返しているとおり、「突然の出費で手持ちのお金では支払いに間に合わないときのみ」が、もっとも安全なカードローンの使い方です。
まずは、カードローンにはどんな使い道があるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
カードローンの使い道とは
カードローンとは、基本的に使い道が自由です。
前述の通り、趣味や娯楽のために使ってもよいですし、食費や家賃、医療費など生活資金のために使っても問題ありません。
また、9.4%と少数ですがギャンブル目的でカードローンを利用している人もいます。
カードローンは給料や収入を見込んで借り入れている人が多い
資金需要者等の現状と動向に関する調査結果報告の中から、カードローンを利用しようとした背景を見てみると、「将来の臨時収入や収入の増加などを見込んだ支出の先取り」が39.4%、「旅行や物品購入などによる支出の先取り」が28.9%でした。
給料や収入が入るのを見込んだうえで、あらかじめ欲しい物・やりたいことの資金にカードローンを使っている人が多いようです。
一方で、「急な冠婚葬祭などによる支出の増加」16.0%など、急な出費への対応やリストラ・失業・転職、自身や家族の病気・ケガ、子供の教育費や父母の介護など不測の事態やライフスタイルの変化によって増えた支出の補填目的も使われる背景となっています。
さて、カードローンが実際どんな使い道をされているかが分かったところで、次はカードローンの適切な使い時と安全な利用方法を確認しておきましょう。
カードローンの使い時と安全な利用方法
カードローンの使い道は自由です。
とはいえ好き勝手に使うのではなく、賢い使い時と安全な利用方法を見極めるのが、上手なカードローンの使い方といえます。
カードローンは近い将来に収入が見込めるときが最適な使い時
即日融資も可能なカードローンは、急な出費が重なってしまい支払いに間に合わない時など、今すぐ手元にお金が必要な時に使うと便利です。
ただし、カードローンはすぐに借入ができるメリットの反面、金利が高いデメリットがあります。
返済が長引けば長引くほど負担が大きくなるため、給料日が目前でお金が足りないときや来月ボーナスが出ることは決まっているときなど、近い将来に収入が見込めて返せる当てがある場合に利用するのが、もっとも安全な利用方法と言えるでしょう。
カードローンはお金を得る方法ではなくお金を借りる方法
カードローンは、お金を得る方法ではなく、あくまで一時的にお金を借りる方法です。
利用するときには返せる当てがあるときだけに徹底し、利用したらいつまでに返済すると計画を立ててから利用するのが、唯一無二の安全かつ賢いカードローンの利用方法です。
まとめ
カードローンは担保や保証人も不要、使い道も自由で利用できます。
だからこそ、
- すぐに返せるあてのある状態で借りる
- 一時的なお金のために使う
のが上手な利用方法です。
カードローンを申し込む前に、必ず計画的に利用できるかを考えましょう。
また、カードローンを選ぶときは、早く借りたいか、返済負担を少なくするか、使い道に合っているか、申し込みや返済がしやすいかを基準に選ぶのも重要です。
初めてカードローンを利用する方も、自分に合ったカードローンを選び、あらかじめ返済する日を決めておけば、安心安全にカードローンを活用できますよ。